相続登記費用

司法書士に登記を依頼する際に要する費用は、

①実費=司法書士に頼まないでご自身で相続登記を申請しても必要な費用

②司法書士に対する報酬 

が必要となります。

 

では、実費とは何か?

 

<法務局に納める登録免許税> →収入印紙で納めます(税金です)

税率は不動産の価格に対して1000分の4 

つまり0.4パーセントの税金が課税されます。

※不動産の価格とは、固定資産税の【評価額】です。課税価格や納税額ではありません。

 

500万円の評価額の土地を相続した場合、2万円の収入印紙を法務局に納めます(500万円×0.4%=2万円)

 

<その他>

インターネットでの物件調査費用 1物件につき337円

登記完了後に取得する登記簿謄本取得費用 1通480円です

戸籍等の収集を代行した場合に市区町村役場に支払う料金 1通200円~750円

 

これらの実費はご自身で相続登記を申請しても、必要となる費用です。

 

次に、司法書士に対する報酬とは

基本報酬:40,000円~(税別)

※相続人の人数、不動産の筆数、価格により変動します。

遺産分割協議書作成:5,000円~(税別)

※内容により変動します

 

登記完了後の登記簿謄本取得費用 1通につき:600円(税別)

戸籍等必要書類の収集代行費用 1通につき:1,000円~(税別) (ご自身で取得のうえ、ご持参またはご郵送いただいた場合には費用はかかりません)

 

 

例) 相続人が2名、話し合いによって、1名が500万円の土地を相続した場合、45,600円(税別)が必要となります

(ここには戸籍等の収集代行費用は含まれていません)。

   

結果:相続人が2名おり、1名が500万円の土地を相続した場合に必要となる相続登記手続きの全体費用は

【実費代20,817円+報酬47,880円(税込)=68,697円となります】

 

司法書士報酬については、報酬の自由化により各司法書士事務所により異なります。一度お見積りをもらってから、検討することをおすすめします。